シャローム(שלום)こんにちは🌸
イスラエル在住の美食ソムリエAsaco®です。
2022年4月、イスラエルから飛行機で約4時間のパリへ家族で訪れました。約10日間のパリ滞在中に訪れた、子連れOKのミシュランレストランをご紹介します。パリのミシュラン星付きレストランは、子連れについて大きく2つのタイプに分かれていました。
①子連れウェルカム&ベビーチェアあり
②子連れ可能だけど、静かにできるならOK、周りに迷惑をかけないで
しかし、そもそも子連れ可能なのかどうかの情報がHPや予約時の規約などに記載されていないことがほとんどだったので、毎回オンライン予約に加えてメールを送ったり、返信がない場合は電話で確認したりと、少し手間がかかりました。そしてそのやり取りの中で、上記の①と②の2パターンがあるなと、訪問前からなんとなくその温度感(ウェルカム度合)が分かるお店もありました。
また中には、前日になって実は子どもNGだから「シッターを雇って大人だけで来られるならOK」とか、一方的に「キャンセル処理しました」という趣旨の連絡がメールで送られて来たこともあり、パリのミシュラン三つ星レストランでも、予約管理がずさんなお店があるのだなぁとショックを受けしました。そういうお店には一生縁がないのだろうなと思います。こんなトラブルにならない為にも、事前に「子連れウェルカム!」かどうかが分かっていると、安心して楽しめますよね!ぜひ、リストを参考にしてみてください。
ミシュランレストランに子連れで訪れることについては、前回のブログに心中をつづっています。
子連れ可能なパリのミシュランレストラン
子連れウェルカム(ベビーチェアあり)
EPICURE ☆☆☆
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ミシュラン三つ星。パリの五つ星ホテル『Le BRISTOL』のメインダイニングです。ホテルエントランスに車が横付けされた瞬間からレストランの約束されたテーブルへのエスコートが素晴らしく、流れるようにスムーズな連携プレイで心地よく案内され、1番奥のテーブルにつきました。すぐに可愛らしいベビーチェアを用意してくださり、子ども用のお水も素敵なバカラグラスに注いでくださいました。※自分で持って飲みたがったのでとてもヒヤヒヤしましたが♡笑
Pavyllon - Yannick Alléno ☆
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ランチタイムにテラスで。ヤニック・アレノシェフには一度、来日ディナーイベント「COOK JAPAN PROJECT」でお会いしましたが、今回は三つ星ではなくオススメしていただいた一つ星のこちらに🍴まずはテラスのソファ席でゆったり過ごしていたのですが、日差しが強くなってきたのでメインダイニングにあるテラス向き横並びテーブルに移動させていただき、若手シェフが立つオープンキッチンの臨場感を間近に感じながら楽しめました🥰子どもは旅の疲れからか、珍しく朝寝をしてくれたおかげで、ランチ中は終始ご機嫌でした。テラスのソファ席よりも、自分専用のベビーチェアが気に入ったようです。
La Tour d’Argent ☆
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エレベータでメインダイニングへ。来店直前に、タイミング良くベビーカーで寝てくれた我が子。ベビーカーで眠る姿を見て「うらやましい。僕もお昼寝したい」とギャルソンの方がジョークを飛ばしてくれました♡通された席は一番奥でしたが、ほぼ全ての席が窓際に配置されており、セーヌ川を眺めることができる優雅な空間でした。ランチ中、終始子どもがベビーカーで寝ていたため、ベビーチェアをお願いする必要がなかったために、有無は確認できていませんが、直前のメールで「子連れウェルカム」と連絡が入ったので安心しました。
日本では東京「ホテルニューオータニ」のメインダイニングが、世界唯一の支店として有名ですが、こちらの本店はなんと建て替え工事のため、約1年もお店を閉めてしまいます。再開したおりには、また戻って来れたらいいなと願っています🥰その時には、また子連れフレンドリーでベビーチェアも用意されているといいですね!
子連れ可能だがウェルカムではない(ベビーチェアなし)
L’ARCHESTE ☆
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ミシュラン一つ星の伊藤シェフのレストランにて。来店前に寝かしつけようと、ベビーカーでのお散歩を頑張っていたところ、「この日は貸切なので大丈夫ですよ!」と言っていただき、子連れでも気兼ねなく楽しむことができました。他のお客さんに気を遣う必要がなかったおかげか、子どももあまりぐずることなく過ごせました。ベビーチェアやソファ席もないので基本的にはベビーカーに座ったままでした。
SOLA ☆
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日本人シェフ、鍋多光介さんのFrench×Japanese。比較的直近でしたが、カウンター席の予約が運よくとれ、ハイチェアなので子連れには向かないけれど・・・入店はOKとのことでご了承いただきました。タイミングよく、ディナー前に寝てくれたので、カウンター横にベビーカーを置いて食事を楽しめました。実は、メインダイニングとは別に、掘りごたつ式のシートがあるので、そこなら子連れも安心かなと思い予約にトライしたのですが、あいにく人気席の為にとれませんでした。
Ze Kitchen Galerie ☆
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ランチタイムに伺いました。ベビーチェアはないけれど、賑やかな空間なので子どもの声も気になりませんでした。ただ、席間隔が狭く、フロアにはベビーカーを置くスペースがないので、エントランスに折りたたんで置くのがベターかもしれません。お料理は、ハーブやスパイスの使い方がAsian Fusionなのに、しっかりモダンフレンチとして昇華されているのがさすが。たとえ同じ構成をしても、他国にはない方向性で着地していて唸りました。
Fleur de pavé ☆
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ランチにて訪問。メインダイニングの2階に上がるには、狭い螺旋階段を上る必要があり、この時ベビーカーで子どもが寝ていたので少々苦労しました。帰り際にテーブルまで挨拶に来てくださったシェフに、ベビーカーをおろすのを手伝っていただくなど、お世話になりました。ベビーが最後まで寝てくれていたのでランチはゆっくり楽しめました。
La Scène - Stéphanie Le Quellec ☆☆
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1階が陽光差し込むビストロのテーブル。地下のオープンキッチンダイニングが、Wシェフによるミシュラン二つ星のレストラン☆☆この時も、ランチ前にタイミングよくベビーがお昼寝してくれたので、ベビーカーをテーブルの横に置いてランチを楽しめましたが、店内が広くないことや、ビジネスランチにも使われることが多いことを考えると、1階のビストロで気軽に食事を楽しむのもいいかもしれません。
Le Taillevent ☆☆
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ランチ直前に眠気のピークを迎えてしまった我が子。ソファ席に座るもお眠ピークで他のお客様(ビジネス利用)に迷惑がかかるとのことで、一時退散・・・
寝かしつけを待っている間、一人シャンパーニュを飲みながらただ待っているだけだった私に、『今日はキミのおごりだね‼️』なんてコメントしてくれたのは、マネージャーのBaudoin Arnouさんでした🤣最初はかなり肩身の狭い思いをしましたが、その後もちょこちょこと厳しいジョークを飛ばして和ませてくださったおかげで、素敵な想い出となりました。
Le Pré Catelan ☆☆☆
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広大なブローニュの森の中を散策しているとようやく現れる白亜のシャトー。料理も空間も素晴らしかったけれど、システマティックに闊歩するスーツ姿のギャルソンたちの表情は固く、料理とワイン説明以外では決して口を開かないし目も合わないという機会的サーヴィスが印象に残っています。
また、来店時に子どもがぐずっていたので、一旦外に出てベビーカーで寝かしつけ。それを席に座って待っている間、誰一人としてテーブルに近づいてくる人はいなかったし、もちろん水やシャンパーニュの案内もなし、一番入口に近い末席に座っていて、オープン時間に行ったのでダイニングは満席ではないそんな状況で、誰かを呼ぼうにも目も合わないという惨状を目の当たりにし、これがパリのミシュラン三つ星のサーヴィスの現状かと愕然としました。前日に訪れた、「Le Taillevent」との対応の差にショックを受けました。子連れではまったくオススメできません。ギャルソンとの愉しい掛け合いもありません。
【番外編】
6月に訪れた、南仏ニースにほど近い小高い山にあるミシュラン一つ星レストランのランチ動画はこちらです。すべての席がバルコニーにあり、ヴィレッジを見渡せる開放的な空間なので、子どもや犬もOKで、ベビーチェアも用意してくださっていました。
Alain Llorca
それでは今年一年も、美酒・美食でハピハピできますように🥂
美食ソムリエAsaco ®
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